Departmental Bulletin Paper 高リグナン含有ゴマ品種「にしきまる」の育成

加藤, 晶子  ,  大潟, 直樹  ,  勝田, 眞澄  ,  山田, 哲也  ,  杉浦, 誠  ,  安本, 知子

(1)  , pp.125 - 143 , 2017-07-31 , 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 , National Agriculture and Food Research Organization (NARO)
「にしきまる」は、高リグナンゴマのバリエーションの充実を目的に、茨城県の在来種の金ゴマ「真瀬金」を母に、セサミンとセサモリン含量が高く粒色が褐色の「関東12 号(ごまぞう)」を父とした交配組み合わせから育成された品種であり、以下の特徴を有する。1.成熟期は金ゴマの在来種「真瀬金」と同程度で、高リグナン品種「ごまぞう」より約2 週間程度早い。2.草丈は「ごまぞう」と「真瀬金」より低く、分枝数は「真瀬金」より多く、「ごまぞう」と同程度である。3.子実収量は「ごまぞう」より少ないが、「真瀬金」と同程度かやや多く、「まるえもん」と「まるひめ」よりも多い。4.セサミンとセサモリン含量は「真瀬金」より高く、「まるひめ」と同程度である。5.種皮色は「真瀬金」よりやや赤みのある黄褐色である。6.関東以西の栽培に適する。本品種は2016 年から三重県と鹿児島県などの産地で栽培が始まっており、今後は金ゴマの特性を生かした機能性の高い商品の開発などによって国産ゴマの生産振興に役立つことが期待できる。
A new high-lignan sesame variety “Nishikimaru” was developed at the NARO Instituteof Crop Science in 2015. “Nishikimaru” was selected from the progeny of a cross between“Masekin” and “Kanto12( Gomazou)” to improve high-lignan sesame. “Nishikimaru” has anearlier harvesting date than “Gomazou”. The plant height of “Nishikimaru” is shorter than thatof “Masekin” and “Gomazou”, and it has more branches than “Masekin”. The yield ability of“Nishikimaru” is similar to or higher than that of “Masekin” and lower than that of “Gomazou”.“Nishikimaru” has a gold seed coat color, and contains higher levels of sesamin and sesamolinthan “Masekin”. “Nishikimaru” is adapted to the fl atland from the Kanto region to the west ofJapan.

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