Departmental Bulletin Paper デザイン教育のグループワーク企画・制作における印象評価の活用と制作プロセスの分析
Use of Impression Evaluation in Group Working of Design Education and Process Analysis

高木, 亜有子  ,  森﨑, 巧一  ,  竹内, 晴彦

(37)  , pp.17 - 28 , 2016-03-31 , 湘北短期大学
ISSN:0385-9096
NCID:AN00116727
Description
デザイン教育では、個人の専門性を高めていくだけでなく、共同でのアイデア創出や協調性を育む手段として、グループワークがしばしば活用されている。しかし、実際のグループワークを取り入れた授業では、学生同士のコミュニケーションや情報共有が難航し、作業が困難なケースが見受けられることもあり、より効果的なグループ生成方法が望まれる。そこで本研究は、デザインに対する感性的側面に注目し、印象評価を用いて学生のデザインに対する感性情報を調査し、クラスター分析を用いてグループ化した。そして、学生同士の感性的な距離の遠近が、グループワークでのインタラクションやアイデア創出に影響を及ぼすかどうかを、①アイデア立案、②デザインの思考と試作、③完成に向けてのブラッシュアップ、の 3 つの段階に分けて検討した。その結果、感性の距離が近いグループは、学生間での共通のイメージやモチーフを決めてから描画作業に入るが、感性の遠いグループはあまりアイデアを固めずに描画作業を行っており、グループを構成する学生の感性の距離の差によって、制作プロセスの作業に違いが認められた。さらに、グループの感性の違いが作品に表れているかどうかを、専門家の評価を用いることによって検討した。その結果、感性の遠近によって分類された学生のグループワーク作品は、専門家による印象評価(「ゆるい - ゆるくない」「かわいい - かわいくない」「元気な - 元気でない」の 3 つの印象)を用いることにより、両者の違いがある程度捉えられていることを確認した。
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