Departmental Bulletin Paper 新旧論争におけるフォントネルとシャルル・ペロー『古代人近代人比較論』

中島, 潤

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シャルル・ペローが、1687年に始まる新旧論争において、ギリシャ・ローマという古代に対する近代、とりわけフランスの優越性の証明として、様々な論拠を「対話」という形式を使用し書き上げた『古代人近代人比較論は、1688年から1697年の十年間にわたり全四巻が出版された。全巻で千四百ページにも及ぶ膨大な著作であり、文芸だけに留まらず、彼自身がコルベールのもとで王用建築物監督官としてフランス国内の設計・施工を監督する立場となった建築という分野をはじめ、造形芸術一般から天文学や医学などの自然科学、地理学、航海術、兵法、哲学、音楽に至るまでさまざまなジャンルにおいてフランスの優越を論証するという壮大な構想を持つ著作である。『比較論』において完成するといっていい、近代派=ペローの思想において、十七世紀と十八世紀の架け橋たる思想家フォントネルがどのような関与を示したかの一端を論じる。
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