Departmental Bulletin Paper オーケストラ作品における新しい可能性に関する研究

渡辺, 俊哉

51pp.409 - 418 , 2017-03-31 , 国立音楽大学
ISSN:02885492
Description
オーケストラは非常に古典的な媒体である。そのような古典的な媒体から新しい可能性を見出し、それを実現するためには何が必要なのかを検証することがこの研究レポートのテーマである。まずこの検証に入る前に、そもそも私がどのようなことに関心を持ちながら作曲をしているのか、いくつかの作品を例に挙げながら自作について論述する。そして今回「オーケストラ・プロジェクト2015」で初演した、《境界線へ》で試みたことを例示し、オーケストラ作品における新しい可能性を提示する。しかしながらこうしたことを実現するには演奏家の曲に対する理解がなければ成り立たず、その意味からすると今回の初演は、満足のいく結果は得られなかった。そこで、こうした結果を齎す要因を明らかにし、その改善策を2つの試みを紹介しながら探っていく。

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