Departmental Bulletin Paper 幻想曲に見られる作曲家の独創性 : リサイタルの報告

濵尾, 夕美

51pp.369 - 380 , 2017-03-31 , 国立音楽大学
ISSN:02885492
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本稿は、2015年9月12日に東京、浜離宮朝日ホールにて「珠玉のファンタジー」と題して開催したピアノリサイタルのプログラムに基づき、幻想曲の様式について考察を進めた。幻想曲の起源から時代的変遷を踏まえ、モーツァルト≪幻想曲 ニ短調 K.397≫、ハイドン≪幻想曲 ハ長調 Hob.ⅩⅦ:4≫、R.シューマン≪クライスレリアーナ Op.16≫(8つの幻想曲)、ショパン≪幻想曲 へ短調 Op.49≫、スクリャービン≪幻想曲 ロ短調 Op.28≫の5人の作曲家による幻想曲をピアニストの視点により、作品研究、並びに楽曲分析を試みた。それにより、どの作品も幻想曲の伝統的精神が受け継がれ、作曲家の独創性が鮮やかに開花していることを再認識した。合わせて、リサイタルでの演奏の試みなど、特に印象に残っている点について記した。

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