Departmental Bulletin Paper 国立音楽大学の副科声楽レッスンにおける問題点と見直し提言

若林, 勉

51pp.277 - 288 , 2017-03-31 , 国立音楽大学
ISSN:02885492
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本稿は、筆者の昨年度の研究(若林、2016)に引き続き、国立音楽大学の副科声楽について論じる。本研究の目的は、授業の枠組みや指導上の問題点・留意点と履修者に関する諸問題を明確にして、教師個人の対策を例示すると共に、教師個人では解決が難しい問題を指摘し提言を行うことである。指導経験や指導日誌の記録、2015年度末に担当クラスで独自に実施した匿名アンケート、同僚との意見交換などから、「個人レッスン」と「グループレッスン」のどちらがより良いのかという根本的な問題までも含め、履修者の状況やニーズ、他大学の状況などを多岐にわたり考察・推察した。その結果、グループレッスンで導入を計った後は教育系の学生以外は徐々に個人レッスン制に移行し、最大で4年間(8セメスター)履修できる仕組みが最も優れていると考えるに至った。また、他の科目会との連携や、大学や科目会としてのバックアップ制度づくりの必要性も浮き彫りになった。

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