学術雑誌論文 高校教員の職業性ストレスに関する考察 : 高校教育課程との関連について
Consideration about The Report on High School Teachers' Occupational Stres From The Context of The High School Curriculum

美濃, 陽介

内容記述
【目的】高校教員の職業性ストレスに影響を与える要因と支援策について新たな知見を得ることを目的に,高校教育課程と職業性ストレスの関連を調べた。【方法】日本北部の高校教員122人を対象に自記式質問紙郵送調査(基本属性,勤務形態など11項目,新職業性ストレス簡易調査票57項目)を実施した(分析対象82人,回収率68.5%,有効回答率96.4%)。【結果】①「普通科」教員は,「専門科」教員に比べ,ストレス反応「抑うつ感」の得点の中間値が有意に高い傾向がみられた。②ストレスレベルが高い段階のチェック域に該当する要チェック者(n=15)のうち,全体の86.7%(13人)が「専門科」,13.3%(2人)が「普通科」に所属していた。③重回帰分析の結果,「普通科」「専門科」の教員に共通するストレス反応の説明変数としてのストレス要因は抽出されなかった。【考察】「普通科」教員に比べ,「専門科」教員は,気分と気力の低下に関する症状が出現しやすい傾向であると推察される。さらに,要チェック者の人数の割合が,「普通科」教員に比べ,「専門科」教員が高い傾向がみられることから,専門教育を取り巻く背景が,「専門科」教員への何らかの負担になっていると推察された。次に「普通科」「専門科」教員に共通するストレス反応の説明変数としてストレス要因は抽出されなかったことから,高校教員のストレス低減につながる支援については,高校教育課程の違いについても考慮する必要性が改めて示されたと言える。
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