Departmental Bulletin Paper 東井義雄『培其根』に記された算数実践の検討―算数を語る「ことば」に着目して―

原田, 三朗

(65)  , pp.413 - 432 , 2018-03-01 , 四天王寺大学
ISSN:1883-3497
Description
平成29 年3 月には、学習指導要領が告示された。それを受け、出された学習指導要領解説(平成29 年6 月)算数編には、『算数・数学の学習過程のイメージ』の構造図が掲載され、【現実の世界】と【算数の世界】と往還しながら「数学的に表現した問題」→「焦点化した問題」→「結果」という流れの学習過程が示されている。この【現実の世界】と【算数の世界】を繋いで学習過程を展開していく考え方は、東井義雄が『村を育てる学力』で示している『生活の論理』と『教科の論理』の考え方と構造的に類似している。 そこで、『生活の論理』と『教科の論理』が提出され、整理されていった1957 年から1961 年の東井の著書に着目し、そのかみあわせのために何が大切にされていたのか、算数科において『生活の論理』と『教科の論理』を繋ぐものは何なのかを捉えて、それが『培其根』に記述された具体的な実践にどのように表れているかを読み解いていく。そうすることで、解説に示された【現実の世界】と【算数の世界】を繋いで学習過程を展開していくためにどんなことが大切にされなければならないかを明らかにする。
Full-Text

https://shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=197&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

Number of accesses :  

Other information