紀要論文 アメリカのコミュニティカレッジにおける学士号授与をめぐる動向とその意義~コミュニティカレッジの多様なミッションとの関連の中で~

浅田, 昇平

(65)  , pp.97 - 108 , 2018-03-01 , 四天王寺大学
ISSN:1883-3497
内容記述
本論文はアメリカのコミュニティカレッジが有する多様なミッションの実態とその生成要因について検証するとともに、コミュニティカレッジで学士号を授与する新たな政策動向とその意義を分析することを課題とする。地域、州からの多様な要請に「ミッション」として応え続けることは、個別経営体としてのコミュニティカレッジの存続を図るための現実的な手段である。だが、これには、各コミュニティカレッジが、それが立地する地域や州の様々に変容してゆく要請に応え続けることの現実的な難しさが確認された。そして、学士号をコミュニティカレッジが授与するという「新たなミッション」により、特定の職業分野に特化した学士号レベルの労働力養成という地域、州からの要請に応えるとともに、アメリカ社会で4 年間の高等教育を受ける機会の拡大をもたらすことができる。しかし、これらのことに加えて重要なのは、地域性の強い職業教育のミッションにおけるプログラムで、コミュニティカレッジと4 年制大学の間で、あるいはコミュニティカレッジ間で地域的な調整が政策的に行われている点である。特定エリア内における高等教育機関の間での教育内容の調整機能としてその意義は大きい。
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