紀要論文 子育てサロンにおけるスタッフの心理傾向と考察―大阪府岸和田市の取り組みと質的調査から―

梅野, 和人

(64)  , pp.377 - 400 , 2017-09-25 , 四天王寺大学
内容記述
本研究は、子育て支援事業のひとつである子育てサロンのスタッフに対して質的調査を行い、その心理傾向を明らかにして、支援方法について考察することを目的とする。対象者は、大阪府岸和田市の各地域で継続的に支援に従事している人、合計17 名である。詳細な半構造化面接を行い、合計255 分に及ぶインタビューデータを得た。修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ( M-GTA )を参考に用いて分析した結果、7 のカテゴリと26 の概念が生成され、関連性を図化した。子育てサロンスタッフの心理傾向は、次のようなプロセスによって構成されることが示された。支援者(スタッフ)は、まず自らの子育て体験や子どもと関わった経験から、「親(母親)としての義務・責任」や「親・子育ての気持ちの安定」等を基本に、自分の「子どもへの愛着」を形成し、同時に「家族の存在・協力」、「周囲への気づき」を得て、体験者の知見から利用者と関わり支援を行っている。一方で、「現状との比較や認識のずれ」によって支援方法や利用者との接し方に戸惑いを感じていることが示された。
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