Departmental Bulletin Paper シュルレアリスムにおけるジョルジュ・バタイユ的観点を通してのアンドレ・ブルトンの『ナジャ』の読解

加藤, 彰彦

(63)  , pp.175 - 205 , 2017-03-25 , 四天王寺大学
Description
" ブルトン・バタイユ論争の当事者である両者にとってその作品、つまりアンドレ・ブルトンの『ナジャ』とジョルジュ・バタイユの『眼球譚』並びに『マダム・エドワルダ』は当時から比較されともに評価される作品となっている。シュルレアリスム運動に一時的にせよ関わったバタイユのこれらの作品の観点からブルトンの『ナジャ』の読解を試みたのが本論考である。先行研究によってこれらの作品の位置関係をおさえた上で、ブルトン・バタイユ論争の内容を検討しながら、両者の違いを明らかにした。その上で両者に共通する観点、眼(ブルトンにとっての視線、バタイユにとっての目玉)、女性(ブルトンにとってのナジャ、バタイユにとってのシモーヌ、マダム・エドワルダ)を中心に考察するとともに、ラカンの主張する倫理上の問題としてカントとサドについて言及した。バタイユの言うブルトンは観念論的すぎるという批判の正当性を認めるとともに、ブルトンは現実の持つ問題点を観念論的=グノーシス主義によって解決しようとしていると結論付けた。"
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