Departmental Bulletin Paper 書評:周宝玲著『外語専業中外合作辦学的効益評估及其必要性探析』(天津大学出版社・2015 年)
Book Review: Baoling ZHOU `Analysis of Benefit Assessment and the Necessity of Foreign Language Majors Sino-Foreign educational Cooperation' Tianjin University Press 2015

細井, 和彦  ,  Kazuhiko, HOSOI  ,  鈴鹿大学  ,  Suzuka Universitiy

Description
本書は21 世紀以後中国国内で変貌を遂げつつある高等教育(主として大学・短期大学教育)における外国語学部を中心とする外国語教育、なかでも中国国外の各国大学との提携の下に、共同で学生への高度な語学教育を施す教育課程の有効性を研究対象にしている。国外提携大学の中心の一つは日本の大学であり、中国から日本への留学生の流れ、留学形態、さらに卒業後の進路情況、留学経験者を受け入れた企業側の動向についても知ることができる。本書の狙いは、「中外合作教育モデルによる高水準の外国語習得人材の養成が、外国語教育の国際化の一つの重要な道筋となること」「探求段階にある中外合作の教育課程設立の効果と有益性を探ること」(前言より)であるとされる。いわゆる改革開放後、あらゆる分野でめざましい近代化を遂げている中国であるが、本書は特に高等教育分野における外国語教育について、北京、天津の2 直轄市および河北省を中心にここ30 数年の成果を整理し、中外合作形式(中国国内の高等教育機関と国外の高等教育機関とが協議書に調印して合同でおこなうプロジェクト)での人材育成方法の現状と発展の方向性(将来性)を分析している。分析のためのデータ抽出方法は、留学経験者、企業人材管理者などへの「アンケート調査」である。アンケートの調査結果を一問ずつ総合的に評価し、以下の点を明らかにしようとしている。「外国語教育専門課程で採用している中外合作様式の異なる特徴」「留学が外国語専門学生に発生させる個人への効果と利益、社会へのそれ、また経済効果と非経済効果」「調査結果、データ解析を根拠に、河北省の高等教育機関における発展しつつある外国語教育の問題点と改善点」「河北省の外国語専門課程において国際化複合型の高水準な外国語習得人材を養成するための建設的な意見および提案」「中国の高等教育における外国語教育改革の方向性および発展の背景」(本書、1-2 頁)である。
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