Departmental Bulletin Paper EUのユース・ギャランティ政策とドイツの実施計画

内山, 隆夫  ,  京都学園大学経済経営学部

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欧州2020戦略の社会的側面は「包摂的な成長」の最優先課題に集約され、その基本理念は「雇用を通じた社会的包摂」と表現される。その一環として展開される欧州雇用戦略も社会保障制度改革と連携しつつ、労働市場の需給両面を強化するだけでなく、マッチング機能の改善にも取り組み、一定の成果を上げてきた。ところが、世界同時不況に見舞われたEU経済では、若者を中心に貧困・社会的排除リスクがますます深刻な社会問題になっている。そうした中、EUは若者の労働市場への参入を促進し、就業率を高めるべく2013年にユース・ギャランティ政策の実施を決定し、加盟国に実施計画の提出を求めた。本稿は、EUにおける青少年の社会的包摂に向けた取組を跡づけた後、「労働市場政策の欧州化」の文脈でドイツのユース・ギャランティ実施計画を考察し、その基本的な枠組と特徴を解明する。これにより、ユース・ギャランティ政策が労働市場における移行リスクを軽減する移行的労働市場を構築する基幹的な地位を占めることが明らかになる。
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