紀要論文 糖アルコールを使用した洋菓子の食後血糖値上昇抑制効果
Effects of Western-style Cake Using Maltitole Instead of Sugar on Postprandial Glucose Elevation

阿部, 夏実  ,  魚住 真弥  ,  藤田 沙織  ,  水落 名菜  ,  三田村 理恵子  ,  Natumi, ABE  ,  UOZUMI Maya  ,  FUJITA Saori  ,  MIZUOTI Nana  ,  MITAMURA Rieko  ,  藤女子大学人間生活学部食物栄養学科  ,  藤女子大学人間生活学部食物栄養学科  ,  藤女子大学人間生活学部食物栄養学科  ,  藤女子大学人間生活学部食物栄養学科  ,  藤女子大学人間生活学部食物栄養学科・藤女子大学大学院人間生活学研究科食物栄養学専攻  ,  Department of Food Science and Human Nutrition, Faculty of Human Life Sciences, Fuji Women's University  ,  Department of Food Science and Human Nutrition, Faculty of Human Life Sciences, Fuji Women's University  ,  Department of Food Science and Human Nutrition, Faculty of Human Life Sciences, Fuji Women's University  ,  Department of Food Science and Human Nutrition, Faculty of Human Life Sciences, Fuji Women's University  ,  Department of Food Science and Human Nutrition, Faculty of Human Life Sciences, and Division of Food Science and Human Nutrition, Graduate School of Human Life Science, Fuji Women's University

11 ( 1 )  , p.87-92 , 2016-03-31
NII書誌ID(NCID):AA12218176
内容記述
難消化性糖質は、消化性のブドウ糖や砂糖とは異なった生理作用を持っており、生活習慣病の予防に深く関わっていることが、次第に明らかにされている。我々は、難消化性糖質のひとつであるマルチトールを使用した和菓子(芋羊羹)の、食後血糖値上昇を抑制する効果を報告している。本研究では、マルチトールを使用した洋菓子を作成し、マルチトールによる、食後血糖値上昇抑制効果の再現性を検証するために、血糖値の測定を実施した。対象は、空腹時血糖値が正常な、女子大学生7名とした。糖質50g 分の基準食と、2種類の検査食であるマルチトール入り洋菓子と砂糖入り洋菓子のそれぞれを摂取し、摂取前および摂取開始から15分、30分、45分、60分、90分、120分後の血糖値を測定した。なお、検査食の摂取は、まず全被験者に基準食を与え、基準値を得たのち、対象者を無作為に2群に分け、クロスオーバー比較試験法により、マルチトール検査食と砂糖検査食を、各2回ずつ摂取させた。血糖曲線下面積よりGlycemic index (GI) を算出し、Kolmogorov-Smirnov検定で正規性を調べた後、一元配置分散分析を行い、Bonferroni法により多重比較を行った。基準食のGI を100%とした場合、マルチトール検査食では73.3%、砂糖検査食で86.9%であり、基準食と比較して、マルチトール検査食ではGI が有意に低下した(p=0.013)。基準食と砂糖検査食間では、有意な差は認められなかった。また、マルチトール検査食と砂糖検査食間では、有意な差は認められなかったものの、マルチトール検査食のGI が低下する傾向が認められた(p=0.082)。以上の結果より、マルチトールを使用した洋菓子でも、和菓子(芋羊羹)と同様に、食後血糖上昇抑制作用が認められた。
本文を読む

https://fujijoshi.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=757&item_no=1&attribute_id=19&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報