Departmental Bulletin Paper 職場のコミュニケーションと組織マネジメントの留意点 : 社会福祉職場のコミュニケーションに関する調査結果の考察を通して
Considerations of the workplace communication and the organization's management : Through consideration of survey result about communications on the social welfare workplace

船木, 幸弘  ,  Yukihiro, FUNAKI  ,  藤女子大学人間生活学部人間生活学科  ,  Fuji Women's University, Faculty of Human Life Sciences, Department of Human Life Studies

11 ( 1 )  , p.47-55 , 2016-03-31
NCID:AA12218176
Description
本稿では、社会福祉施設の人材不足と職場のコミュニケーションに関連する調査結果の考察をとおして、組織マネジメントの留意点を検討した。社会福祉施設は人間関係やコミュニケーションの「不満」を離職理由にする職員が多い職場である。しかし、社会福祉事業を担う多くの法人がこれを把握していないことから、職場の協働性やチーム力の低下を招くサービスの提供への影響が懸念されている。職場(組織)の目的達成への妨げとなる組織的要因を放置したまま、これまでのやり方(問題意識が曖昧)で新たな取り組みが行われるかぎり、次の次元に職場を進化させる組織マネジメントは実現しない。これらは解決方法に問題があるから生じることでもあるので、組織的要因の本質的検討が社会福祉施設における組織マネジメントの留意点である。組織的要因として考えられる「協働性を阻害する要因」は、仕事の「専門化」「分業化」「成果主義(人事制度)」などの仕事のやり方である。これらは、職場(組織)の中の仕事と仕事の間の壁、個人と個人の壁(意識)を形成し、コミュニケーション不足という副作用を生じさせ、他者への不信感を持つ人の割合を高める職場(組織)の風土を形成する。今後の課題は、本稿を踏まえた組織的要因(物事の成立に必要な原因)の本質的検討による職場の協働性に関する規範の改革であり、「コミュニケーションが円滑な組織」を目指す次の次元の取り組みの具体化である。
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