学術雑誌論文 保育内容の意義及び今後の課題と展望 ―奈良県の幼稚園の実践を通して―

加奥 , 満紀子  ,  松田, 智子

内容記述
要旨(Abstract)本稿では、まず保育内容とは何かについて、狭義な意味とともに広義な意味で定義した。次に、保育内容が日本の幼稚園や保育所の教育でどのように変遷してきたかを簡単に振り返ることを通して、保育内容がその時代の社会的な要請を反映させつつ実践されてきた事実を確認した。特に日本の社会では、幼稚園教育は義務教育ほど大きくはないが、その当時の社会の政治的及び経済状況が、直接的に教育内容に与える影響が大きいと言われている。さらに現代社会の保育内容の実態を検証するために、奈良県の幼稚園の実践事例をとりあげた。そこでの5領域とは小学校教科のように、個々別々に存在するものではなく、幼児一人の中で総合的ものとして作用する統合活動であることを、具体的な事例で明らかにした。さらに、幼稚園教育は環境を通して行う教育であること、園生活のすべての環境が教材であること、幼児一人一人の違いを受け止め、主体性を大切にした意図的・計画的な環境構成を通して行う教育であることも確認した。最後に保育内容とは、まず子どもありきであり、幼児の発達に応じて構築されるものであるため、0歳児から5歳児までの乳児及び幼児の発達に応じた一般的な保育内容の概要を論じ、今後の保育内容の課題と展望について論じた。
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