Departmental Bulletin Paper 「特別の教科道徳」をどのように実践するか -「考える道徳」「議論する道徳」の具現化-

増井, 眞樹

Description
本稿では、中学校での道徳科における「主体的・対話的で深い学び」が期待できる「考える」とは「議論する」とは、どのように行うことなのかを、大学での授業実践の分析を通じて検討する。まず、学習指導要領改訂に向けての答申が出され「主体的・対話的で深い学び」を目指した「考える」「議論する」ということに関して、現状を踏まえ、これまでの指導の課題を明確にする。次に、課題解決に向けた方策を求めた。多面的・多角的に「考える」「議論する」ことは「哲学」や「倫理学」、「社会学」においては基本的なことがらである。そこで、大淵(2017)のEXERCISE(ワークシート)を用いて考え方を学ばせた。次に、議論(話し合い)の方法をハーバーマスのコミュニケーション行為理論に基づいた渡邉の指導法を用いることで、「主体的・対話的で深い学び」を目指した「考える道徳」「議論する道徳」に近づくのではないか検討する。最後に、道徳科の年間35時間の中では十分な指導ができないので、前述の方法を踏まえて、ワークシートや発問を工夫することによって、「考える」や「議論する」を道徳の授業の中に明確に位置付ける指導方法を提案する。その結果、道徳科における「主体的・対話的で深い学び」が期待できるのではないかと考える。
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