Departmental Bulletin Paper バーチャルリアリティ(VR)技術を用いた高齢者のリハビリテーションに関する文献的研究

辻下, 守弘

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要旨(Abstract)2016年は「VR元年」と呼ばれ、コンピュータサイエンスの発展によってバーチャルリアリティ(VirtualReality:VR)技術が身近になり、医療や福祉の分野にも急速に普及するようになった。一方で、わが国は急速なスピードで超高齢社会が進行し、要介護状態の高齢者が急増する中で、高齢者のリハビリテーションが注目されている。そこで、本論文では、VRの定義と特徴を解説した上で、主にWiiとKinectセンサーを用いた高齢者リハビリテーションへの応用に関する国内外の現状と課題を文献的に考察した。その結果、WiiとKinectセンサーを用いたトレーニングが高齢者の心身機能に及ぼす影響を明らかにした良質の無作為化比較対照試験(RCT)は少ないものの、高齢者の機能的なバランス能力を改善させる効果のあることが多くの論文で示唆されていた。VRを用いた高齢者のリハビリテーションには課題もあるが、より没入感の強いヘッドマウントディスプレイ(HeadMountedDisplay:HDM)が普及することで、今後は高齢者リハビリテーションへの応用可能性が拡大すると考えられた。
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