Departmental Bulletin Paper 貨幣から資本への転化の論理
Transformation from Money into Capital

奥山, 忠信  ,  Tadanobu, OKUYAMA

Description
貨幣から資本への転化に関する論争は、宇野学派にとっては純粋資本主義論と世界資本主義論とが分岐する契機となった深刻な論争であった。この論争においては、純粋資本主義と世界資本主義の両派とも、商人資本形式や金貸資本形式は社会的な存在根拠が確実なものではないという認識に立っていた。この2つの資本形式は商品経済の法則となじまないとさえ言われてきた。これに対し本稿では、社会的剰余の存在をあらゆる社会に共通という意味で歴史貫通的なものととらえ、これを貨幣から資本への転化の論理の前提とすることによって、商人資本形式と金貸資本形式を安定的な資本形式として説き得ることを論じたものである。
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