Departmental Bulletin Paper 真田幸村のガイドブック作りを通して,自分の考えを明確にした文章を書くことができる児童を育てる : 総合的な学習の時間と関連させた国語科の「書くこと」の単元づくり

兒玉, 順夫

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長野県のK小学校の2009年度の全国学力・学習状況調査の結果は,国語科では主として活用を問う問題の「書くこと」が全国平均を大幅に下回る成績であった.この傾向は2008年度以前から続いていたが,同校ではこの課題を解決するための方針等は示されていなかった.そこで,総合的な学習の時間と関連させた国語科「書くこと」の単元を設定し,その中で児童が自分の考えを文章で表現する際の,文章構成や記述に関わる課題解決の過程を授業に取り入れることを基本方針として,2009年度に「書くこと」の単元「歴史発見!! 真田幸村のガイドブックを作ろう」を設定し,6学年の1学級で,筆者がK小学校の教職員への提案授業を行った.この授業で,読者への願いや感想,感動を伝えようと,前書きと後書きの記述を工夫したN児の姿から,以下の2点について同校の教職員に示唆することができたと考える.1点目は,総合的な学習の時間と関連させた「書くこと」の単元を設定することにより,児童が関心・意欲,目的意識や相手意識,必要感をもって文章を書くことができる可能性である.2点目は,児童が自分の考えを文章で表現するときの文章構成や記述に関わる課題解決の過程を授業に取り入れ,課題解決のために試行錯誤する場面を設定することにより,児童が自分の考えを明確にした文章を書くことができる可能性である.
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