紀要論文 「シンクロ水泳」授業における泳力向上の促進効果について

竹内, 隆司  ,  菅沼, 太郎  ,  赤羽根, 直樹

内容記述
本研究は,公立中学校3年生を対象に全10 時間の水泳の実践において,一般的に行われている繰り返して行うドリル形式の泳ぎ込みを実施するだけでなく,シンクロ的な要素を取り入れたグループ水泳により,音や仲間に合わせて浮いたり泳いだりする授業展開を行わせ,その効果を泳力調査と意識調査により明らかにした.その結果,次のことが明らかになった.1)「シンクロ水泳」は,クロールおよびバタフライでは泳速(タイム)の向上に,平泳ぎ及び背泳ぎではストローク数の減少において,それぞれ有意差(p<0.05)が見られた.2)授業後の意識調査では,タイムの向上の有無に関わらず「フォーム,スピード感,息継ぎ,スピード調整」などの泳力向上に関する意識感覚の高まりが認められた.3)形成的授業評価では,仲間同士の一体感や水泳学習への参加動機が強く促されていることが認められた.以上のことから,「シンクロ水泳」の教材としての活用は,生徒の学習への参加動機を促し,効率的な泳ぎの一指標とされている泳力(タイムの向上)や伸びのある泳ぎ(ストロークの伸び)とともに,種々の水泳活動の基礎技能とされる水中での体をコントロール能力の向上に有意義であることが示唆された.
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