Departmental Bulletin Paper 初学習段階における「介護実習記録」を課題とするルーブリック評価の試作と活用

宮本, 佳子  ,  楠永, 敏惠  ,  吉賀, 成子  ,  重松, 義成  ,  柊崎, 京子

Description
介護実習記録の作成を困難と感じる初学習者は多い。ルーブリックは学習目標(課題)に対する達成基準(評価基準)を質的に記述した判断基準表であり,学習目標(課題)に対する評価観点と評価基準を学生に提示できる。本研究は,本学における介護福祉士養成課程の1年生が初めて行う介護実習を対象に,①介護実習記録を課題とするルーブリックを作成する,②作成したルーブリックを用いて,ルーブリックを活用する成果と課題について検討することを目的とした。方法として,ルーブリック「試行版」を作成後,学生の体験実習記録をもとに学生の自己評価と教員による他者評価,および「試行版」への学生の理解度を把握する質問紙調査を行い,ルーブリック「2016年版」に改訂する。結果,①15の評価観点からなるルーブリック「2016年版」を作成した。②実習記録を課題にルーブリックを作成する意義として,達成目標を明確に示せる,学生が評価観点を意識して記録に取り組める,評価観点を指導に活用できることなどが示唆された。ルーブリック作成上で困難であった点は,評価尺度の段階の差を適切に表した記述,評価基準の主観性への対処としての適切な表現などであり,より妥当な評価観点や評価尺度を作っていくことが課題である。
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