紀要論文 ダンスにおける新たな動きの創造手法の提案

西山, 友貴

内容記述
本研究では,ダンスの動きの創造に焦点を当て,大学生を対象として彼らが抱える動きの創造における課題を明らかにする. ここでは質問紙調査により動きの創造に関して学生の抱える課題を分析した上で,「components of physical movement」シート(以後cpm シート)を導入し,その過程において,cpm シートを活用した動きの創造から得られる効果を検討し,シート活用の可能性の提案を目的とする.cpm シートとは,動きを細分化した要素として捉え,言語として表記しながらそれらを組み合わせることで動きの創造を実行するという特徴を持った新たな動きの創造手法である. 考察結果としては,質問紙調査から,対象者は動きの創造において「動きのボキャブラリーがない」,「イメージした動きが技術的にできない」,「イメージと動きが結びつかない」,「動きが覚えられない」など様々な課題を抱えていることが明らかとなった.また,シートを活用した動きの創造を通し,「動きのボキャブラリーの増加」,「新たな動きへのアプローチ」,「動きの整理」,「様々な動きの体験」等,様々な効果が得られた.そして,このcpm シートは動きの創造のヒントとなると共に,被験者に「動きの複雑さ・多様性」等,動きの奥深さへの気づきを促すという効果も得られた.ここから,cpm シートが様々な現場で活用され,教育現場等ダンス経験がない学生に対する新たな教材となる可能性も示唆された.
本文を読む

https://tust.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=265&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報