Departmental Bulletin Paper 幼児期における犬を用いた動物介在教育の検討 : 動物介在教育に関する保育者の意識調査から

小中, 芙美佳  ,  濱野, 佐代子

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動物介在教育(AAE)とは,動物とのふれあいを通して子どもたちの心理社会的な発達を促す教育である.また,子ども達が動物を飼育することは,命の大切さを実感する重要な経験である.本研究では,幼児を対象とした犬を用いたAAE のプログラムを検討することを目的として調査を行った.保育現場で利用できるプログラムとするために,M こども園( カメ,カニ,金魚を飼育) とN 保育園(ウサギ3 匹を飼育)の保育士や幼稚園教諭各5 名計10 名を対象に,動物への意識,犬のイメージ,動物とのふれあいが子どもに与える影響,AAE への意識について質問紙調査と半構造化面接調査を行った.2 つの園の共通性は,子どもが動物とふれあうことは良い,子どもが動物とふれあう時の配慮の重要性(衛生面やアレルギーへの配慮),犬が好きな先生が多い,ふれあうのにふさわしいと思う動物は犬,ウサギ,猫が多かった.各園の特徴として,M こども園では,子どもは園庭に飛んできた鳥,近くにいた虫などに興味を示していると捉えていた.N 保育園では,園内飼育のウサギが子どもに与える影響は大きいと考えていた.また,AAE プログラムの課題として以下の5 点が明らかにされた.1) 子どもに命の大切さについて伝える.2) 衛生面に配慮する.3) アレルギーの子どもにはどのような配慮が必要かを検討する.4)犬が苦手な子どもが少しでも興味を持つためにどのような工夫が必要であるかを検討する.5) 犬がどのような体勢であれば負担なく活動できるかを検討する.以上の課題を組み込んだ幼児期におけるAAE プログラムの保育指導案を作成し,飼い主と犬,幼児教育系の大学生で模擬保育を行い検討した.
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