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迫田Ⅰ遺跡発掘調査報告書迫田Ⅰ遺跡発掘調査報告書 はさまだ1いせきはっくつちょうさほうこくしょ 三陸沿岸道路建設事業関連遺跡発掘調査 |
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"/酒井,野々子/"酒井,野々子
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20180301 , 国土交通省東北地方整備局南三陸国道事務所 , 公益財団法人岩手県文化振興事業団 , 公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
内容記述
迫田Ⅰ遺跡の調査で検出された遺構は、平安時代の竪穴住居跡4棟、縄文時代の遺物を包含する遺物包含層2箇所である。出土遺物は、縄文土器、縄文土器片利用土製品、縄文時代の石器、土師器、須恵器である。2箇所の包含層は縄文時代早期中葉と前期初~前葉の遺物が主体である。縄文土器は早期中葉の明神裏Ⅲ式、物見台式に併行、前期初頭の「ピッチリ縄文」が施される土器群、前期前葉の大木1式相当の土器がある。また、土器片利用の土製品1点出土した。土器片を成形し、端部に穿孔を施したもので、前期初頭~前葉のものと推測される。石器は成品が53点出土した。共伴する土器から縄文時代早期中葉、前期初頭~前葉のものと推測される。古代の遺物は土師器、須恵器がある。いずれも9世紀中葉から10世紀初頭に属すると推測される。土師器坏には「千」の文字が墨書されるものがある。
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http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/30/30108/21827_1_迫田Ⅰ遺跡発掘調査報告書.pdf