Research Paper 上町遺跡7

三好 清超

(第13集) 20180302 , 飛騨市教育委員会 , 飛騨市教育委員会
Description
上町遺跡は、宮川右岸の沖積地に立地し、南北1.5km・東西0.5kmに及ぶ大規模な遺跡である。1987年以降断続的に発掘調査を実施しており、大型堀立柱建物跡の存在などから古代飛騨国荒城郡衙に関連する遺跡と考えられている。今回は、市道上町線改良工事による道路拡幅に伴って発掘調査を実施した。 遺構では古代の竪穴建物跡を16軒確認した。特に26・45・49次調査地点をつなぐと約350mの距離になる。それぞれの調査地点は宮川の段丘崖に面しているため、遺跡が段丘端に断続的に広がっていることを確認した。また、27次調査では上端3.45m、深さ1.42mという、上町遺跡で最大の溝跡SD01を確認した。官衙に関わる区画溝の可能性も想定しておく必要がある。 今回の調査は狭小な調査幅であったため、竪穴建物跡で全容を把握できる遺構がないなど制約があったものの、宮川に面して竪穴建物が並ぶという古代の景観を推定復元することができた。大規模な上町遺跡の理解のために、今後も継続した検討が必要と考えられる。
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http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/30/30060/21783_1_上町遺跡7.pdf

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