Research Paper 坂長越城ノ原遺跡・越敷山古墳群(坂長地区)
さかちょうこしきのはらいせき・こしきさんこふんぐん(さかちょうちく)
一般国道181号(岸本バイパス)道路改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書

佐伯,純也

(12) 20170331 , 一般財団法人 米子市文化財団 埋蔵文化財調査室 , 一般財団法人 米子市文化財団 埋蔵文化財調査室
NCID:BB23566806
Description
坂長越城ノ原遺跡1区では、落し穴から押型紋土器が出土した。集落遺跡では、弥生時代の竪穴建物6棟を検出し、そのうちの1棟は、直径10m近い大型建物であった。その他の遺構では、掘立柱建物6棟、貯蔵穴1基、段状遺構1基、道路を検出した。古墳では、越敷山107~110号墳、126~128号墳を調査し、石棺内からメノウ製の勾玉やガラス製の小玉、刀などが出土した。谷部に位置する坂長越城ノ原遺跡2区では、縄文時代後~晩期の土器のほか、性格不明の小ピットを多数検出した。坂長越城ノ原遺跡3区では、焼失した弥生時代後期末から古墳時代前期前半の竪穴建物2棟と段状遺構2基、掘立柱建物1棟を検出した。越敷山70号墳の調査では、石棺内から頭部顔面を赤彩した人骨が出土したほか、小児を埋葬したと考えられる小型の石蓋土壙墓を1基検出した。以上の成果から、この周辺では縄文時代から狩猟の場として活用され、弥生時代後期後半から古墳時代前期前半頃にかけて集落が形成されたのち、古墳時代中期には墓域として利用されていることが判明した。また時期は不明ながら、坂長越城ノ原遺跡1区では道路が複数検出されていることから、古墳群としての役割を終えた後は、交通路として丘陵地が活用されている実態が判明した。
Full-Text

http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/28985/21002_1_坂長越城ノ原遺跡・越敷山古墳群坂長地区.pdf

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