研究報告書 飯田遺跡

渡瀨,健太

(488) 20170324 , 兵庫県教育委員会 , 公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部
内容記述
飯田遺跡は弥生時代終末から古墳時代前期初頭にかけての集落遺跡であり、当該期の兵庫県を代表する長越遺跡と一体の集落であったと考えられる。調査区は微高地と旧河道に分かれ、北西に広がる微高地上に竪穴住居跡や掘立柱建物跡などの遺構が認められる。旧河道は北東側から南側にかけて認められる。竪穴住居跡は1棟検出した。方形で、高床部をもつ。焼失住居であり、炭化材が多くみられた。掘立柱建物跡は4棟検出し、いずれも1間×2間である。旧河道からは多くの土器片が出土した。大半が弥生時代終末から古墳時代前期初頭のものである。上層からは古墳時代後期末と考えられる須恵器壺が出土し、当該期にはほとんど埋没した状態であったことが分かる。今回の調査により、飯田遺跡・長越遺跡の東端を明らかにすることができた。微高地上のより高い場所に竪穴住居を築き、河道に近い場所に掘立柱建物を建てるといった景観が想定できる。出土遺物は、主に土師器が出土しており、庄内甕などがみられる。播磨産の土器だけでなく、河内や讃岐、吉備など他地域からの搬入品なども出土している。
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http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/28017/20212_1_飯田遺跡.pdf

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