Research Paper 小糸尾萩野遺跡発掘調査報告
こいとおはぎのいせきはっくつちょうさほうこく
猪谷楡原道路建設に伴う埋蔵文化財発掘報告I

田中,道子  ,  青山,晃  ,  島田,亮仁  ,  朝田,亜紀子

(73) 20170310 , 富山県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所 , 富山県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所
NCID:AA1245620X
Description
 縄文時代の集落は中期前葉末~中葉にかけてそのピークを迎え,竪穴建物1~2棟,掘立柱建物,土坑墓で構成される小規模な集落が,限られた平坦面に点々と立地しているとみられる。土坑墓には副葬品の外,遺体や遺体の顔を覆ったと推測する縄文土器が出土しており,葬送文化の一端が明らかになった。また,縄文土器の文様や胎土,石器の使用石材などから,他地域との交流が盛んであったことが伺える。 近世の飛驒街道東道の一部とみられる道路状遺構は,幅2.7m,長さ20mにわたり確認した。道路は南から北に向かって下降斜していき,両側に側溝が沿う。路面には溝や段差,規則的に並ぶピットがみられるが,その機能は不明である。この道路が整備された背景には周囲で開発された鉱山との密接な関係があり,鉱山の衰退や西道の利用により17世紀後半以降には廃れていったと考えられる。
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http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/26064/19077_1_小糸尾萩野遺跡発掘調査報告.pdf

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