Research Paper 高大瀬遺跡・にら塚遺跡
たかおおせいせき にらづかいせき
いわぬま臨空メガソーラー事業に伴う埋蔵文化財調査報告書

川又,隆央  ,  川島,秀儀

(16) 20160331 , 岩沼市教育委員会 , 岩沼市教育委員会
NCID:BB21846743
Description
 高大瀬遺跡・にら塚遺跡は、仙台湾沿岸部で顕著に発達する浜堤列のうち、第Ⅲ浜堤a 列上、および西側の堤間湿地にかけて展開する遺跡である。遺跡内ではこれまで、土師器、須恵器が出土、あるいは採集されているほか、市内では唯一古代の製塩土器が一定量採集されており、この地域で古代において土器製塩がおこなわれていることが推量されている。 東日本大震災からの復興事業の一つである矢野目排水機場建設に伴い、平成25 年に実施された高大瀬遺跡の調査では、東日本大震災の津波堆積物、および地表面に残された様々な痕跡を調査している。さらに堤間湿地に設定した一部の調査区からは、慶長16年(1611)の津波の可能性がある堆積物と、その下位から貞観11年(869)の津波の可能性がある堆積物の存在が明らかとなり、大きな注目を集めた。 今回の調査では、浜堤上では高大瀬遺跡内より遺物は伴わないため時期は不明ながらも土坑、溝状遺構などが発見された。また慶長津波の可能性がある堆積物の残存範囲を把握したほか、東日本大震災の津波堆積物の観察から地形的な要因などによって様々な堆積構造を呈することを明らかとした。
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http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/23265/17154_1_高大瀬遺跡・にら塚遺跡.pdf

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