紀要論文 腫瘍関連サルコイド反応による縦隔リンパ節腫大を呈した食道癌の1例:CT、FDG PET/CT所見を中心に

三宅, 可奈江  ,  久保, 聡一  ,  藤村, 幹彦  ,  山本, 有香  ,  田嶋, 友一  ,  友井, 正弘  ,  確井, 文隆  ,  神山, 理絵子  ,  飯沼, 昌二  ,  堀, 哲雄  ,  一瀬, 増太郎  ,  安井, 寛

28pp.33 - 37 , 2017-03-31 , 洛和会ヘルスケアシステム
ISSN:1341-1845
NII書誌ID(NCID):AN10556475
内容記述
腫瘍随伴性サルコイド反応は古くから知られた現象であるが、その画像所見や経過についての知見は限られている。当院にて腫瘍随伴性サルコイド反応によるリンパ節腫大をきたし、CTとFDG PET/CTにて経過を追えた中部食道癌の一例を経験したので、画像所見を中心に報告する。初診時は、所属領域を超える縦隔、両側肺門、腹部に中等度の集積を伴うリンパ節腫大を多数認めた。放射線化学療法後は、原発巣の消退にも関わらず縦隔・肺門リンパ節の集積が亢進し、SUVmax10を超す著明な高集積が見られた。その後は、縦隔・腹部のリンパ節の集積が消退する一方で両側肺門の集積はやや増強した。担癌患者の病期診断において所属領域を含むリンパ節に腫大を見た場合はリンパ節転移との鑑別が問題となるが、両側性の広範なリンパ節腫大を見た場合はサルコイド反応の可能性も考慮する必要性があると思われた。また、サルコイド反応のFDG集積は全身治療後に増強する可能性があり、さらに部位によって異なる経過を示しうることが示唆された。(著者抄録)
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http://kintore.hosplib.info/dspace/bitstream/11665/1539/1/MJ2807.pdf

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