Departmental Bulletin Paper 脳機能画像(fMRI)の賦活領域の意味するもの 安静時脳機能画像と測定・処理系の話題

田中, 忠蔵  ,  樋口, 敏宏  ,  村瀬, 智一  ,  河合, 裕子  ,  梅田, 雅宏  ,  福永, 雅喜

27pp.1 - 6 , 2016-03-31 , 洛和会ヘルスケアシステム
ISSN:1341-1845
NCID:AN10556475
Description
脳機能画像(fMRI)は脳の機能解析に欠かせないツールになっている。課題遂行型fMRIは、ある課題を遂行する脳領域の賦活が比較的簡単に、かつ非侵襲的に検討することが可能であり、脳機能研究に大きな前進をもたらした。例えば単純計算の課題では頭頂連合野を中心に広い範囲で賦活領域が観察され、手指対向運動と比べても大きな領域が賦活される。ここで、賦活領域の大きさが、いわゆる良く脳を使っている、と言えるのか否かは難問ではある。一方、最近のトピックスは安静時にリラックスした状態でfMRIの測定が行われ、DMN(default mode network:デフォルトモードネットワーク)と呼ばれる安静時に賦活がみられる脳領域が確認された。加えて、この同じデータから、運動関連ネットワークや感覚関連ネットワークなどさまざまなネットワークが解析できることが報告されている。この賦活されたネットワークと疾患についての報告も多数なされていて、とりわけDMNの活動はプレ認知症の段階で賦活活動の減弱が報告され、臨床応用への展開も期待されている。これらfMRIの現状とその問題点について概説する。(著者抄録)
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http://kintore.hosplib.info/dspace/bitstream/11665/1479/1/26012MJ2704.pdf

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