Departmental Bulletin Paper 知的障害教育におけるキャリア教育の視点と今日的課題 ― 大阪府の知的障害後期中等教育を中心に ―

山内, 國嗣

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 本稿は、知的障害者の学校教育、特に「キャリア教育」について、今日的課題を論考したものである。論考の視点として、①戦後、我が国の障害者の福祉施策の経緯 ②戦後、知的障害者の教育制度 の2つの視点から、「キャリア教育」を概観し、それらを踏まえて、今日的課題を論究した。 今日的課題としては、① 文部科学省の提唱する「キャリア教育」を構成する中の、「基礎的・汎用的能力」を今後、学校教育現場に実践課題としての教育方法。② 従前より行われてきた、「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」「個別の移行支援計画」を3 つのツールを基本に、PDCA サイクルに則って教育実践することが重要な視点であり、そのことが教師の専門性を向上させる有力な手立てである。今後ますますこの3 つのツールの活用が重要性を帯びること。③ 2016( 平成28) 年に施行される、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が、障害者の就労を通じた社会参加へ大きな「追い風」となることを論じた。
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