Departmental Bulletin Paper 子どもの主体性と保育者の援助のタイプの検討

山本, 淳子

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 幼稚園教育要領に示される、「主体性」を大切にする保育は子どもの「主体性」と保育者の指導のバランスをどうとっていくかという問題を提示している。そこで子どもの主体性を大切にする保育実践について、子どもの観察から捉え、それがどのようなものであるのかの検討を積み重ねていくことが求められる。本研究では子どもの活動における「主体性」と保育者の援助の関係について問題にした。その結果、子どもの活動に対応する、保育者の関わりには、「主導」「誘導」「示唆」「協同」「受容」「見守る」「関与なし」の援助のタイプを想定することができた。 また子どもの主体性が発揮された時の保育者の援助のタイプとして主に「示唆」「協同」「受容」「見守る」「関与なし」が観察された。その内実は保育者が見本を示したり、助言をしたりすること、子どもと同じ活動をしながら同じ見通しに立ち、時には援助者、や協同作業者であること、また保育者自らが環境として、子どもの主体的な活動を促していたことがうかがえた。これらは子どもとの応答的な関わりによってなされていることが捉えられた。今後、子どもの主体性を育てるかぎとして子どもの主体性と保育者の指導の意図性との関係についてさらに検討をしていきたい。
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