Journal Article 日本の有価証券評価制度の生成に関する歴史的考察
A Historical Study on the Origin of Securities Valuation System in Japan

増尾, 賢一  ,  Kenichi, Masuo  ,  中央学院大学  ,  Chuo Gakuin University

26pp.75 - 83 , 2015-05-01
ISSN:09171738
NCID:AA12328006
Description
本論文は,現行有価証券評価制度の見直しにあたり,そもそもわが国において有価証券評価制度がどのように生成したのかを歴史的に考察したものである。わが国の有価証券評価制度は,1673年商事王令→1807年フランス商法→ドイツ商法→ロエスレル草案→1890(明治23)年商法→1899(明治32)年商法→1911(明治44)年商法→1938(昭和13)年商法という,いわば時価評価を基調とした財産評価制度の系譜から独立し,1938(昭和13)年商法において株式会社の特則として生成した。そして,この規定が生成した直接の原因は,当時会計実務上で問題となっていた評価配当,蛸配当の横行であった。このように生成の過程から,わが国の評価制度というものは,最初は他国を参考にして制度を導入するが,その後は会計実務からの要請により制度の修正がはかられていくということが明らかにされたのである。
Full-Text

https://projects.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=218705&item_no=1&attribute_id=21&file_no=1

Number of accesses :  

Other information