紀要論文 ソーシャルワーカーのナレッジベース (Knowledge base)に関する一考察 ―ソーシャルワーカーの多様な知識のあり方の理解に向けて―

浅野 , 貴博

(50)  , pp.33 - 42 , 2017-03-01 , ルーテル学院 , Japan Lutheran College and Theological Seminary
ISSN:1880-9855
内容記述
 本稿では,先行研究のレヴューを通して,ソーシャルワーカー(以下SWer)が専門職としての判断を下す際に用いるナレッジベースに関する議論について概観した。 SWer のナレッジベースはフォーマルナレッジとインフォーマルナレッジに大別することができるが,近年のEBP が重視される潮流の中で,一貫性を欠く実践につながり得る,個人的経験に基づくインフォーマルナレッジに頼るのではなく,科学的に確立された知識であるフォーマルナレッジを用いることが強調されている。しかし,SWer の多様なナレッジベースを理解するには,両者をそれぞれ「相反する」ものではなく,「相補的な」ものとして捉えることが重要である。さらに,実際の支援の文脈の中で行う判断は,SWer が専門職として何に重きを置くかという「価値」の側面を伴うことから,プラクティカル・モラルナレッジを含むホリスティックなものとしてSWer のナレッジベースを理解することが必要である。
本文を読む

https://luther.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=319&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報