Departmental Bulletin Paper 「小学校教育実習」における事前・事後指導の在り方 : 学生の意識調査から見た指導効果と課題
ショウガッコウ キョウイク ジッシュウ ニ オケル ジゼン ジゴ シドウ ノ アリカタ ガクセイ ノ イシキ チョウサ カラミタ シドウコウカ ト カダイ

大杉, 稔  ,  山本, 幸夫  ,  田村, 壽  ,  Minoru, OSUGI  ,  Yukio, YAMAMOTO  ,  Hisashi, TAMURA

Description
本研究の目的は、教育実習の事前・事後指導について、その効果と課題を検証することである。あらかじめ調査された教育実習に対する学生の不安の中で最大のものは「授業づくり」であり、次いで「児童や教員との人間関係づくり」であった。この結果を基に展開された授業「教育実習指導」においては、まず、模擬授業、現場教員の講話、ビデオ視聴等の事前指導を行った。実習後、質問紙調査により、この事前指導によって不安が解消されたか、また実習校で実際に役立ったかを内容別に明らかにした。その結果は全体として良好であったが、例えば「教材研究」では、不安解消にはつながったものの現場での実用性はやや低いという傾向が出た。このことから、個別の教材作りで止まることなく、指導目標や子どもの発達特性に結びついた汎用性のある「教材研究の視点」として指導することの大切さが浮き彫りになった。また、実習前の予想と現実のギャップについても調査したが、学生は実習先で、授業中の発問の仕方や特別な支援を要する子どもへの対応等に難しさを感じていたことが判明した。本稿では、これらの結果を踏まえ、教員になるための自覚や使命感をさらに高める事後指導(リフレクション)の在り方についても、その整理を試みた。
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