Journal Article (原著論文)ルーラルエリアにおける住民の死生観と終末期療養希望の変容-秋田・島根の中山間地における経時的調査より-
Rural Residents’ Views on Life and Death and Changes in their Wishes for End of Life Care—From Chronological Surveys in the Hilly and Mountainous Regions of Akita and Shimane

浅見, 洋  ,  中村, 順子  ,  伊藤, 智子  ,  彦, 聖美  ,  浅見, 美千江

13pp.33 - 43 , 2016-03 , 石川県公立大学法人 石川県立看護大学
ISSN:1349-0664
NCID:AA11961976
Description
高齢化率が40%を超える秋田県と島根県の2 つのルーラルエリアの住民 1,600 名に対して,2011,2014 年の2 時点で「死生観と終末期療養についての意識調査」を実施した.最も理想的な死は両地域とも「周囲に迷惑をかけない死」で経時的変化はなかった.しかし,死の印象は秋田で「寂しい」,島根で「別離」が最も多く,秋田で「孤独」「苦しい」が有意に減少し,島根で「消滅」が有意に増加するなど,死生観の変容に地域差があった.また,療養したい場所を「自宅」と回答した住民は秋田で増加し,島根で減少していた.こうした対照的な結果の一因は,秋田で「他地域の訪問看護ステーションが当該地域で新たに活動を開始した」など,地域ケアシステムの整備がなされたことと関係があると推測される.地域の死生観,療養希望,地域の特性を考慮したケアシステムの整備が期待されると同時に,ケアシステムの整備に伴って死生観や療養希望も変容することが示唆された.
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