学術雑誌論文 中高年の運動習慣者における腸内細菌叢の特徴と体脂肪率の関連性:末端標識制限酵素断片多型分析法による解析

河村, 孝幸  ,  松生, 香里

内容記述
運動施設を定期的に利用している20名(平均年齢:72.7歳,男性:13名,女性:7名)の糞便を採取し,生活習慣病等の既往歴や体組織のデータを基に,関連性を分析した。腸内細菌叢の解析には末端標識制限酵素断片多型分析法を用い,構成最近を28のOperation Taxonomic Units(OTUs)に分類した。体組織はインピーダンス法を用いて評価した。全体的には腸内細菌の中でも,Bacteroides属あるいはLactobacillales目の占有率が最も高い被験者が各1名,未分類の菌が最も多いものは2名であった。腸内細菌叢と体組織の関連では,Clostridium cluster Ⅳと体脂肪率(r=0.47,p<0.05),およびBMI(r=0.51,p<0.05)との間に正の相関関係が認められた。なお,性別,年齢,高血圧の既往の有無と各腸内細菌の占有率には有意差が見られなかった。腸内細菌は腸内内容物の代謝を担っていることから,ある種の腸内細菌叢の構成が肥満に関係している関係性が考えられる。
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