学術雑誌論文 ベトナム農村部における高齢者の生活課題:コミュニティの社会的関係からの示唆

後藤, 美恵子

内容記述
 ベトナムにおいてドイモイ政策(1986)は,伝統的な村落共同体がかかえる因習的な人間関係に影響をもたらし,家族構造型社会の近代化を促す契機となり,都市部では核家族化が進展した。農村部では,経済成長が低迷し都市部への人口移動が顕著となり,同時に地域機能の変容が高齢者の生活に影響を与えた。地域機能の変容が高齢者の生活にどのように作用しているか,その関連要因を検討した。 人口移動を一要因とした農村部における高齢者の社会的関係は,身近なソーシャルサポート体制の有無と疾病が関連し生活課題を派生させ,心身の健康感に影響をしていることが明らかになった。高齢化の進展及び,人口移動に伴う家族構造・機能の変容に対し,共同体としての地域組織の機能を補完するソーシャルサポートシステムの検討が農村部における今後の研究課題として示唆された。
本文を読む

https://tfulib.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=586&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報