Journal Article 重症心身障害児とその母親のショートステイ利用に関する一考察 : 母親の語りからみえた子育ての困難さ
A Study on the Effects of Short Stay Daycare for Children with Severe Motor and Intellectual Disabilities and Their Mothers : Parenting Difficulties as Told by Mothers

千葉, 伸彦

Description
 重症心身障害児(以下,重症児)をもつ母親を対象に,「ショートステイサービスの現状と展望」等についてグループインタビューにて自由に語ってもらった。重症児と主たる介護者である母親がサービスを利用する上で,ショートステイサービスの現状と課題,そして利用する子どもと母親のニーズを検討するための基礎情報を得ることを目的とした。 母親らが語った現在のショートステイサービスや必要としているサービス内容に関する結果として,「サービス事業所の不足」,「サービス利用時の柔軟性」,「サービス事業所の受入体制」,「サービス利用に対する母親の心理」に関する語りに整理することができた。母親らのニーズとしては,事業所の増数と併せて重症児が利用可能である事業所の新設を期待している語りがみられた。また,緊急時に子どもを預けるなどどうしても必要なときにすぐに利用できる環境を求めていると考えられる。今後は,母親以外の他者が子どもを支える体制づくりは,子ども・家族・支援者が互いに手を取り合い進められていくことが望ましい。子どものケアをできる母親以外の他者が地域に存在することは子どもにとっては大きなメリットとなる。ショートステイサービスなどを利用しながら,子ども自身の身体状況や体調を理解する他者を増やし,子どもが楽しく過ごすことと同時に子どもが安心して生活できる拠点を構築していくことが大切な視点であると考える。
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