Departmental Bulletin Paper 創る観客論に立脚した劇場モデルに関する考察①:三島由紀夫『豊饒の海』第四巻「天人五衰」(2017)と文楽人形創作オペレッタ『池鯉鮒宿祭乃縁』(2005)新作舞台化を事例に
ツクル カンキャクロン ニ リッキャクシタ ゲキジョウ モデル ニ カンスル コウサツ①:ミシマ ユキオ『ホウジョウ ノ ウミ』ダイ 4カン 『テンニン ノ ゴスイ』(2017)ト ブンラク ニンギョウ ソウサク オペレッタ 『チリュウ ノ シュク マツリ ノ エニシ』(2005)シンサク ブタイカ オ ジレイ ニ

永井, 聡子  ,  ナガイ, サトコ

Description
地域の劇場とは何か。我が国の文化創造の拠点としての公共劇場において、「芸術」や「文化」についての論議や、「観客」についての論議は必須である。上演ジャンルをリードするものとしての劇場が必要であるという認識がないことが問題なのであり、それは劇場運営や劇場建設に大きく影響している。筆者は、『劇場の近代化』(思文閣出版、2014)の中で、演劇のジャンルが劇場空間と切り離せないその系譜を「帝国劇場」「築地小劇場」「東京宝塚劇場」の3劇場の近代化に劇場の本質的意義があるとして、演劇史との境界領域から論じた。むしろ芸術作品をリードするのが劇場で、その先に劇的世界が構築される。こうした立場から本論では、筆者が2つの劇場で企画・制作した新作舞台を事例に、演劇人、劇場人の言説を資料として、観客を能動的にするための地域の劇場はいかにあるべきかについて論じることを目的としている。
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