紀要論文 ヤミナ・ベンギギの映像作品とテキスト : フランスにおけるマグレブ移民の母たちと娘たち
The Films and Books of Yamina Benguigui : Daughters of Maghrebian Immigrants and their Mothers
ヤミナ ベンギギ ノ エイゾウ サクヒン ト : フランス ニ オケル マグレブ イミン ノ ハハ タチ ト ムスメ タチ

石川, 清子  ,  イシカワ, キヨコ  ,  Kiyoko, ISHIKAWA

内容記述
映画監督、作家、政治家として幅広い分野で活動しているヤミナ・ベンギギはアルジェリア人の両親をもつフランス生まれ、いわゆるマグレブ系移民第二世代の表現者である。戦後フランス経済を労働力として支えた両親の世代、つまりイスラーム圏の旧植民地出身者のフランスにおける歴史はこれまで殆ど語られることがなかった。ベンギギの『移民の記憶』(1997)は、戦後マグレブ移民の歴史を当事者の証言を中心に総合的に集約した記念碑的作品だが、『イスラームの女たち』(1994)と『インシャーアッラー、日曜日』(2001)を含めた三部作をとおして、とりわけ表に出ることのなかった第一世代の女性たち、つまりベンギギの母世代をていねいに描写、表象する。映像と同時にテキストも刊行されている三作品の女性像をとおして、ベンギギ自身の歴史と物語を探求する試みとなっている。
Yamina Benguigui is a French film director, writer, and politician, whose parents are Algerian and immigrated to France in the early 1950s. Benguigui's film, Mémoires d'immigrés, l'héritage maghrébin (1997) is a remarquable masterpiece representing and testimoning the history of almost a half century of Maghrebian immigrants settling in France. Benguigui's trilogy, her early works including this documentary, Femmes d'Islam (1994) and Inch'Allah dimanche (2001), stresses on representing the women of the first generation coming to France in the 1970s to join their husband. Through these mothers'(histories and)stories, Benguigui attempts to quest her (and their daughters') own identity.
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