Departmental Bulletin Paper 地域における高齢者に対する介護予防活動の現状と課題 ―A 町のふれあい交流活動の分析を通して―

迫山, 博美  ,  尾形, 由起子  ,  山下, 清香  ,  小野, 順子  ,  手島, 聖子  ,  楢橋, 明子  ,  中村, 美穂子

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 本研究の目的は,地域高齢者の介護予防に関する健康課題と市町村の保健・福祉活動の実態を把握し介護予防事業の課題を検討することである. A 町の介護予防事業に関わっている職員と支援担当スタッフ11名を対象としフォーカスグループ・インタビュー法で行った.分析は質的帰納的に分析した. 分析の結果,12のカテゴリーを抽出した.【人生のエンディング】を住み慣れた地域で生き方,死に方を選択できることとし,【在宅介護者の健康と負担感】【在宅介護を継続する条件】【地域に必要なしくみ】が高齢者の在宅介護の現状として挙がった.【地域高齢者の生活】では【住民同士の関係の崩壊】がみられ,【地域における高齢者の居場所づくり】として事業展開の現状は【参加しづらさ】【世話役の活動の困難感】【高齢者交流の状況を変える工夫】に集約された.指導者は【高齢者に対する援助者の活動への姿勢と工夫】をし,保健福祉関係職は世代間のコミュニケーションを充実するための【地域の関係性】の強化をしていた. 高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるために,地域において介護予防に必要な場・機会・人材や地域の体制を具体的に描くことにより,地域の関係性が醸成できるよう希薄した地域の関係性を再構築することが課題と考える.

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