Departmental Bulletin Paper A市の看護職による緩和ケアの実態と地域連携の現状に関する検討

白尾, 久美子  ,  大野 , 晶子  ,  松田, 武美

Description
 本研究は,A 市の状況に適した緩和ケア推進への取組を検討するための基礎資料として,A 市に従事する看護職を対象とした緩和ケアの実態と地域連携の現状を明らかにすることを目的とした.A 市に従事する看護職を対象として,看取り経験の有無,がん患者へのケア経験の有無,緩和ケアに関する教育の有無,緩和ケアの実態として「緩和ケアに関する知識・実践・困難感尺度」,地域連携の現状について「医療介護福祉の地域連携尺度」で構成した自記式質問紙調査を実施した. 緩和ケアの知識の正答率が高かったのは【理念】であり,低かったのは【せん妄】であった.実践では【疼痛】の実施度が高く,【せん妄】の実施度が低かった.困難感は,【症状緩和】が最も高かったが,それ以外は困難な状況はみられなかった.地域連携は,【地域の相談できるネットワークがある】が最も高く,【地域の関係者の名前と顔・考え方がわかる】が最も低い値を示した. A 市の看護師による緩和ケアは,理念を十分に理解したうえで,疼痛,呼吸困難などの症状緩和や心のケア,看取りのケアが実施されていた.強化すべきことは,疼痛,呼吸困難,せん妄,消化器症状に関わる薬物療法の知識が全般的な不足を補い,地域で生活する患者を見据えた地域連携体制の整備が必要と考える.
Full-Text

https://nfu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2942&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

Number of accesses :  

Other information