Departmental Bulletin Paper 地域住民をつなぐ災害支援共助システム構築への試み(1)-学生参画によるコミュニケーション・ネットワーキング-

山本, 克彦  ,  佐藤, 大介

Description
 わが国では毎年のように自然災害が起こっている.特に大規模広域あるいは同時多発という災害発生状況においては,公的支援(公助)の限界もあり,自助や共助に頼る部分が大きくなってきている.一方,共助のベースとなる地域住民のつながりは年々希薄化し,隣近所を知らない,言葉を交わしたこともないという実態が報告されている.災害時の近隣住民相互の助け合いが重要であることはもちろんのこと,平常時からそのことを意識して地域力強化に取り組むことは喫緊の課題でもある.かつては運動会や祭りのような伝統的行事が地域住民のつながりを構築していたとされるが,昨今ではこうした機会を“意図的なはたらきかけ”としてつくっていく必要がある. 本研究では,東日本大震災以前より,岩手県立大学において実践してきた学生によるプロジェクトを地域住民のつながり創出のツールととらえ,これまでの実践の検証をする.またこの事例を“地域住民をつなぐ災害支援共助システム構築”の試みとし,各地に広がりをみせているこのプロジェクトが持つ機能について考察する.
Full-Text

https://nfu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2879&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

Number of accesses :  

Other information