Departmental Bulletin Paper 結核患者の効果的な服薬支援に関する研究(その2)-結核専門病院の外来と保健所との連携-

岡本, ちさと  ,  坂本, 真理子  ,  水谷, 聖子

Description
 結核患者の服薬支援における連携の必要性はこれまでも指摘されており,一部の地域では地域連携パスを用いて,結核専門病院,一般病院,保健所やその他関係機関まで一貫性のある医療が提供できる情報提供システムにより取り組まれている.しかし,これらの取り組みは先駆的なものであり,医療機関側からみた具体的な連携の方法は明らかにされていない.結核患者の治療完遂のための服薬支援について,結核専門病院の外来―保健所との連携の実態と課題を明らかにするために,全国の結核病床を有する医療機関(235 施設)に郵送法による自記式質問紙調査を行った.その結果,結核患者服薬支援は,入院中に集中的に行われ,退院後の外来における服薬支援は,必要な患者に対して選択的に実施されていることが明らかになった.外来と保健所の連携で困っていることは,【保健所から病院への問い合わせ上の問題】【連携のしにくさ】【保健所から病院への依頼や相談内容の問題】【外来のマンパワー不足】【他院へ通院する患者の情報還元がない】の5 つであった.また,外来と保健所の連携で工夫していることは,【未受診時の対応方法】【積極的な情報の共有】【スムーズな連携を図るための取り決めを作る】【外来受診時の患者教育】の4 つであった.外来通院へ切り替わる移行期における支援が重要であり,必要に応じて外来と保健所の連携強化の課題が明らかになった.
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