Departmental Bulletin Paper HBV感染被害による肝がん患者の生活困難とケア

岡 , 多枝子  ,  片山, 善博  ,  三並, めぐる  ,  越田, 明子

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 HBV 感染被害による肝がん患者の生活困難を明らかにする目的で,面接調査と質的研究(KJ 法)を行った.肝がん患者は,感染判明時の【不十分な告知】による治療開始遅れの中で肝がんを発症し,【重篤な病苦】と生命の危機に瀕していた.また,病状悪化による【就労困難】や,長期の治療に要する医療費を【賄えない】逼迫した状況,経済基盤を失うことによる親密な【絆の喪失】,摩擦を避けて自主規制する【差別不安】を余儀なくされていた.一方,当事者による情報交流で【支え合う】姿や,病に【向き合う】意思など,自らの病と対峙する姿,感染理解に関する【意識改革を】望む姿や,恒久的な肝がん【対策の希求】も語られた.以上のことから,肝がん患者の重層的な生活困難が明らかになり,保健医療や福祉制度の拡充によるケアの必要性が示唆された.
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