Departmental Bulletin Paper 会計概念におけるる普遍・特殊と管理会計概念 -「会計としての管理会計」の論理的概念規定をめぐって-
Universality and Specialty in the Concept of Accounting and Management Accounting Concept

足立, 浩

52pp.1 - 22 , 2016-03-31 , 日本福祉大学経済学会
ISSN:0915-6011
NCID:AN10367370
Description
会計は計算の一特殊形態で会計計算として成立するものといえるが, 普遍概念としての計算がしばしば特殊概念としての会計と混同あるいは同一視され, その反映としてとくに管理会計論においては, 企業活動に関わる計量的・計数的情報・データ(端的にいえば計算的情報・データ) であることをもってただちに管理会計情報・データとみなすような傾向が少なからず見受けられる. しかし, 会計が会計たりうる根拠は普遍としての計算である点に求められるのではなく, 他の計算形態にはない会計の本質的要件(会計に固有の契機・要素・要因) を備え, 会計計算として特殊化される点にこそある. 本稿ではいわゆる古代会計や物品会計・倉庫会計にも共通する普遍としての計算(という意味での会計一般)ではなく, 資本の成立に伴い成立した複式簿記を基礎・前提とすることにより特殊化された近代会計の成立をもって本来の会計計算の成立を画し, 「会計としての管理会計」もまた, そのような前提を得てはじめて概念的に成立しうることを論理的に説明する.
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