Departmental Bulletin Paper 妊婦の精神健康状態(気分尺度・POMS)と, 口腔健康状態, 歯周疾患リスク検査結果および歯科保健行動(HU-DBI)との関連性
Relationship between Oral Health Status, Psychological Health Status(POMS), Dental Disease Risk Assessment and Dental Health Behaviors(HU-DBI)

大橋, たみえ  ,  岩田, 幸子  ,  廣瀬, 晃子  ,  井貝, 亮太  ,  磯崎, 篤則

Description
本研究では妊娠期の女性の精神健康状態が歯科疾患のリスク因子や歯科保健行動に与える影響を調査し、妊娠期に増加するとされる歯科疾患リスクとの関連性を検討する目的で、妊婦歯科健康診査を受診した妊婦を対象に、う蝕、歯周疾患の診査、歯周疾患リスク検査(ペリオチェック)、および、アンケート調査(気分尺度・POMS短縮版TM、歯科保健行動・HU-DBI、喫煙・飲酒習慣)を行った。本研究対象の妊娠中期~後期の妊婦は、う蝕経験、歯周疾患有病者率ともに低く、歯科保健行動得点も高かった。よって、口腔健康状態は比較的良好な集団であった。本研究の対象妊婦では、歯周疾患リスク検査結果と、歯肉炎(GI変法)、歯科保健行動得点、および喫煙・飲酒習慣との間には関連を認めなかった。また、気分尺度得点とう蝕や歯肉炎の検査結果との間でも有意な関連性を認めなかった。しかし、気分尺度を表す項目のうち、活気と疲労の状態が歯科保健行動に、活気と混乱の状態が歯周疾患リスク検査結果に影響することを認めた。以上より、妊娠中期・後期の女性において、気分尺度を表す項目のうち、活気の尺度の状況が良好な者では、歯科保健行動が良好で歯周疾患のリスクが低く、調査時点での歯肉炎の状況には差がなくとも、その後の口腔の健康状態に影響を与える可能性が示唆された。
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